Vol.518 定めた卓越性の定義を変えること

本日は

#518 卓越性の定義が及ぼす影響

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

卓越性の定義を頻繁に変えることはできない。それはすでに、かなりの程度、従業員とその価値観、行動に体現されているからである。しかし永久に変わらないという定義はない。それは定期的に見直し、そのつど新しく考えていかなければならない。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p265~

 知識に関する卓越性の定義ですので、知識=能力に関する卓越性は、実際に働く従業員さん達の力によって実現していきます。つまるところ、卓越性の定義は、人材育成や新規採用に影響を与えることになります。

 働く人の直接的に影響を与えていく点を見ても、卓越性の定義を頻繁にかえるべきではないことが分かります。変えることによって、これまで時間やエネルギーなど資源を投じて磨いてきた事柄が、その組織内部での重要度が下がってしまい、投じた時間やエネルギーが無駄になってしまいます。大きな損失です。

 今日は知識の卓越性を人材育成や採用の面でも活用できているか、確認してみる日です。