Vol.516 卓越性を明らかにするために行うこと

本日は

#516 知識と活動に関する分析から卓越性が見えてくる

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

事業の定義と密接に関連するものとして、卓越性の定義がある。卓越性とは、常に知識に関わる卓越性である。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p264~

 われわれの事業は何で卓越しているか。何で卓越していくか。

 問いを立てて考えることもあるかもしれませんし、このとき例えば「●●業界で卓越していく」とか「●●層に特化した店として卓越していく」「△△の製品で卓越していく」など、様々に設定をするかもしれません。

 ここでは、事業の卓越性は、知識に関わるものとして、考えます。

 知識は「知っている」「知らない」というものではなく、「できる」「できない」という能力のことを意味します。知識は本の中には無い、本の中にあるのは情報である。知識とはそれらの情報を仕事や成果に結びつける能力である。知識は能力を意味します。

 卓越性が知識に関わる卓越性を指すということは、それは能力の卓越性のことを意味します。わたし達の組織は、何ができるか。この「何が」の部分を掘り下げて考えることが必要です。掘り下げるためには、その能力を使って行われている活動に目を向ける必要があります。

 今日は、まず、自社の業務や仕事を構成する「活動」を細分化して考えてみる日です。