Vol.480 マネジメントの規模のアンバランス

本日は

#480 高価なマネジメントが必要ない場合もある

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

250人の企業の給与計算には、連邦政府すべての事務を処理できるような大型コンピュータは必要ない

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p218~

 予算内に収める力が強く働けば、性能が非常に優れているからといって自社にとって高価すぎる機器を購入することは無いかもしれません。

 ですが、機器ではなく、たとえばその仕事が人自身に由来するもの、たとえばマネジメントの視点で導入される研修や訓練の場合は、良いものが欲しいと、知らずに高価なものを求めてしまうかもしれません。人の能力は、機器の性能のように、段階的に分けることで他の機器とくらべるものになっていないからです。

 ですが、アンバランスをそのままにしておくわけにはいきません。外部の専門家の力は、価格で判断して活用するのではなく、自社の現状に必要な限度で活用するのが良いです。

 今日は、客観的な基準が明確でないにも関わらず、高価なマネジメントをかけていないか、自社を確認してみる日です。