Vol.477 流通のアンバランスの被害者

本日は

#477 流通チャネルの変化を理解しているか

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

流通コストがアンバランスに大きくなっていることは、最終消費者の負担を中心に据えたコスト分析によってのみ明らかになる。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p208~

 消費者の嗜好の多様化にこたえるように、製品の専門化が進み、小売店の数が増えると、それだけ流通チャネルが増える事態が発生します。数多いチャネルを維持して、マーケティングと販売を強化したところで、チャネルが多岐に分かれ過ぎているために消費者に届きにくくなっている場合は、成果に結びつきません。また、どうにか届いたとしても、幾多のチャネルをつないできているため、そのための費用は価格に転嫁され、わりを食うのは最終消費者です。

 このような状況では、チャネルにアンバランスが生じていることを整理し、集約されたチャネルを活用すること(大規模店舗での販売に絞るなど)も必要になります。

 今日は、自社の流通チャネルが分かれ過ぎていないか、分析してみる日です。