Vol.458 強みを基盤とすることがスタート
本日は
#458 事業機会と強みの関係
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
これら三つのアプローチには、共通するものが一つある。それは強みを生かすことである。問題ではなく機会を求めることである。避けるべきリスクではなく実現すべき成果に重点を置いたということである。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p183~
社会から期待される企業を目指す(理想企業)、最大の経済的効果をもたらす機会は何かを考えることからスタートする(機会の最大化)、凡庸なる者に機会を任せてはならない(人材の最大利用)、がそれぞれ大切となるにせよ、共通して必要になるのは、自社の強みを生かすことです。
弱みや他社の方が優れている能力を使っては平凡な成果をあげることしかできません。それはヒト、モノ、カネ、情報といった経営資源の無駄遣いに繋がります。様々な経営戦略が言われていますが、やはり土台となるのが、自社の強みです。強みは、これまでの行動の蓄積の中から生まれます。時代や環境の変化によりもたらされた機会に、自社特有の力を適用できるかが、鍵となります。
今日は事業機会と自社の強みと捉えているものが、本当にそうだろうか、改めて整理してみる日です。