Vol.457 人材の最大利用という視点

本日は

#457 機会を任せるのはどのような人か

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

 人材の最大利用というアプローチにおいては、最も重要な原則は人材ならざるもの、すなわち凡庸なる者に機会を任せてはならないということである。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p169~

 機会の活用にはリスクが伴います。ひょっとしたら資源投下を行っても無駄に終わってしまうかもしれません。今現在、なんらかの成果をあげているわけではありませんが、分析活用できるデータがあるわけでもなく、担当者には、知覚する力や整理する力、判断力など、既存の事業の担当とは異なる要素が求められます。

 そのため、人材を最大に活用すると考えると、機会の活用は求められる要素を持ち合わせた人物に任せるものです。

 既存の事業の担当者としてそのまま配置すれば、その事業はこれまで通り成果を上げる一方で、リスクが生まれる機会を任せるのは難しいかもしれませんが、機会の探究と活用に取り組まないことは、思った以上に影響があります。

今日は、自社の人材活用がこのままで問題無いか、考えてみる日です。