Vol.450 機会と成功の追求

本日は

#450 真に顧客に求められていることを実現する

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

 ある機器メーカーで行ったマーケティング分析は、そのメーカーの主力製品がある生産財市場では高く評価されているものの、さして売れていないことを明らかにした。他方、競争相手の製品は品質が劣るうえに値段も高かったが売れていた。その機器をほかの機器に接続させる伝動装置付きで売っていたのが成功の原因だった。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p167~

 高品質なのだから顧客に支持され喜ばれるだろう、とものづくりメーカーとしては考えるかもしれません。たしかに品質は大切です。

 ですが、顧客が、より、求めているものは何か、を考えてみる必要があります。

「顧客が真に求めているものは、自社が作り出した、これなのか?」「足りていないものは無いか?十分なのか?」

 自分達で生産していながら、「これで良いのか?」を自問するのは、自身にとって欠けているものは何か?を考える姿勢です。意識しないとなかなか難しいかもしれませんが、顧客にとっての価値に焦点を当てている限り、向き合う点です。体系的な努力が必要です。

 今日は、顧客にとっての価値に立ったとき、いま、欠けているものは無いか?を考える日です。