Vol.428 知識は「知っていること」ではなく「できること」をいう
本日は
#428 顧客に貢献している能力の内容を自覚する
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
知識は、本の中にはない。本の中にあるものは情報である。知識とはそれらの情報を仕事や青果に結びつける能力である。(中略)事業が成功するには、知識が、顧客の満足と価値において、意味あるものでなければならない。(中略)知識は、事業の外部、すなわち顧客、市場、最終用途に貢献して初めて有効となる。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p144~
「知識」というコンセプトには一般的な意味とは異なる意味があります。「知っている」「知らない」ということではなく、「~ができる」という能力を指している点です。「~ができる」ことで、顧客に貢献できていることです。
自分が有している知識は、果たして、どのような内容か。
知っているだけ=情報を有しているだけで、「知識を有している」と勘違いはしていないか。
専門職の方は知っている情報量が多いです。その情報に基づき、必要な処置を行うことが出来る能力が「知識」です。必要な処置は業種によって異なってくるでしょう。一番シンプルな所で言うと、情報を正確に顧客に伝えられる能力、でしょうか。正確な情報が顧客に安心感をもたらしたり新たな行動を促すなど変化があれば、顧客に貢献できている。
今日は、自分が「情報に詳しい」か「知識を有している」か、考えてみる日です。