Vol.424 同業他社ではない競争相手が現れる
本日は
#424 自社の競争相手になっていない者は誰か
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
実際には、まったくの新規参入者が次から次へと、強力な競争相手となって現れてくる。顧客のニーズを満足させるうえでの競争相手となる。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p136~
30年以上前、電車内では新聞を読む大人をよく見かけました。座れなくても丁寧に折りたたみながら新聞を読み進めます。本や雑誌を読む人も多くみかけたものです。
現代ではどうでしょうか。電車に乗ればスマートフォンを眺める人が大多数です。
インターネットの普及により、多くの物が突然に競争相手の出現により影響を受けました。本が売れなくなったことなどは分かりやすい例かもしれません。
企業にとっての競争相手は、同じ業界内に居る他社を想定する場合が多いかもしれませんが、さまざまな技術進歩によって、顧客の潜在的なニーズを満たす製品サービスが開発されることにより、まったくの別の業種が自社の競争相手になる場合が生まれています。
日本では人口減少による市場の縮小も受けて、さまざまな業種が新たな市場を開拓中です。用いる手段(=競争相手の製品サービス)は様々ですが、競争相手は顧客のニーズの現場に現れます。
今日は、今後の競争相手の登場に備えて、自社サービスが用いられている顧客側のニーズについて、考えてみる日です。