Vol.422 顧客にとっての商品群を見誤らない

本日は

#422 企業側の商品の分け方が顧客に受け入れられるとは限らない

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

 顧客の考え方や経済的な事情からして意味ある商品群は何か。何が商品群をつくるか。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p136~

「保険」という制度でみると一括りにできるかもしれませんが、生命保険と自動車保険は、顧客にとっては異なる商品群として受け止められるはずです。

生命保険はある種の金融商品として受け入れられる側面もある一方で、自動車保険は「車の一部」として認識されています。

これは端的な例ですが、このように、顧客側が捉える商品群を企業側の都合で間違えないことが大切です。

「〇〇愛好家のための~」と銘打って販売される商品が、企業側の思惑通りに購入されない例があります。理由は、企業側が「〇〇愛好家」と括っていた顧客が自分を「〇〇愛好家」とは特別に思っていなかったから、ということも。

実際に購入するのは顧客です。顧客にとっての価値ある意義や理由に、企業側が併せていくことが大切です。