Vol.421 自社の製品の存在意義が無くなる状況
本日は
#421 いかなる状況が自社の製品サービスが無くても済むようにしてしまうか
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
わが社は、顧客の経済、事業、市場の何に左右されるか。経済か。それとも豊かな社会における物からサービスへの流れか。低価格から便利さへの流れか。それらの見通しはどうか。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p134~
製品サービスは企業側から見れば「売上をつくるもの」かもしれません。「利益を生むもの」という捉え方もありそうです。
それらの捉え方は、「結果としてそうなる」というもので、本来的な目的に置くことはできないはずです。なぜなら、製品サービスは、顧客自身が満足感を得るための手段に過ぎず、顧客は企業側に「利益を得させる」「売り上げを届ける」ために、その製品サービスを購入しているわけでは無いからです。
顧客が購入するのは、お財布の状況や価値観、考え方に影響されるものです。
新婚の夫婦と子育てが始まったばかりの夫婦、子どもが独立した夫婦とでは、出費の費目も異なりますし、家計に占める費目の割合も変化します。
コロナ禍を経て外食の機会が減ったという人もいるはずです。
自社の提供サービスが無くても済むような状況が起こるとしたら?考えることは勇気が要りますが、考えるべきテーマです。