Vol.384 資源の質は内容を分析しないとわからない
本日は
#384 帳簿上の在庫の内容を分析しているか
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
管理可能なコストが何に支出され何に投資されるかが大きな差を生む。故障した製品のための膨大なスペア部品の在庫も、大きな需要のための膨大な完成品の在庫も帳簿上は同じに見えるが、経済的な意味は全く違う。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」p59
知識や資金という資源がどのように配分されているかは、人件費の内訳や帳簿上の在庫額を確認しただけでは不十分です。
その人材が、どの分野で働いているか。マネジメント層がいるにも関わらず、実際のマネジメントはアフターサービスを担当する人たちによってなされているような場合は、人材という資源配分が適切でない可能性があります。
参照例のように、在庫額としては金額でも、その在庫の内訳が、故障に備えるためのスペアなのか新商品なのかは、本来提供している製品として適切なのか?を検討する必要も出てきます。
今日は、質のよい資源配分を行うことができているか、内容に関しても分析してみる日です。