Vol.381 小さな特化した企業だけが市場におけるリーダーシップを握ることができる

氏神様厳島神社は茅ヶ崎駅近く

本日は

#381 領域を広げて事業を行わない

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

市場シェアの大きな企業は、あらゆる領域において事業を行おうとする。しかしあらゆる領域において卓越した活動を行うことができる企業など存在しない。むしろ小さな特化した企業だけが、時として、自らのあらゆる製品とサービス、あらゆる市場と最終用途、あらゆる顧客と流通チャネルに関して、リーダーシップを握ることができる。

P.F.ドラッカー 「創造する経営者」49ページ

 「市場におけるリーダーシップ」、という言葉からは、市場シェア上位を獲得することを目指してしまうかもしれません。ですが、リーダーシップ=市場シェア1位ではありません。

顧客のニーズをもっとも満たした製品サービスである、ということ。

となれば、どれだけ顧客のニーズの核や芯に応えられているか?という視点が必要になります。

核や芯という言葉からイメージできるものは、小さなものです。

広げてしまうと、ぼやけてしまう。

何かの分野や要素で、顧客からの期待の核や芯を捉えているということは、それだけその分野に特化していることが求められます。

今日は、自社の製品サービスや、流通チャネルについて、他とは際立って異なる核や芯がなにか?を考えてみる日です。