Vol.379 コストについて作業から考えてみる
本日は
#379 コストは金額だけでは分からない
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
いかなる種類の作業がコストの計算に適切であるかを決定することこそ、事業についての分析の一部である。この決定自体が、事業そのものの経済的な特質を理解するうえでの大きな一歩である。
P.F.ドラッカー 「創造する経営者」
売値から仕入れ値を引いた額を利益とする、というような考え方に立てば、別の種類の商品群の中での、もっとも利幅のある商品がどれかを判別することはできます。
ですが、そこに、たとえば、商品管理の手間の量や、販売時の人の工夫など、作業を考えるとどうでしょうか。
ひょっとしたら、売値―仕入れ値で出される利幅は当てにならないかもしれません。
コストを考える時の何の作業が適切かを決めることは重要な決定です。
そもそもの作業量という視点を持てるかどうかが、スタートです。
今日は、金額換算以外の実際の活動や作業を考えてみる日です。