Vol.271 実行する人が何をするかを分かっていないと意思決定は立派な意図で終わる

本日は

#271 伝わる言葉で伝え、行われたのかを確認する

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

(あまりに多くの意思決定が立派な意図に終わっている原因の第四は、)誰が何をするかを考え抜いていないからである。決定の結果を実行すべき人たちに、いかにして決定の内容を理解させるかが問題である。いかなるトレーニングが必要か。いかなる道具が必要かを考えておかなければならない。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」

 意思決定は内容が実行されないかぎりは、意図のままです。組織の外に向かう行動があってこそ。

 けれども、この行動を行うのが、意思決定者だけに限らないため、決定の結果を実行する人たちへの働きかけが必須です。

 自分が考えるような働きかけで、果たして、伝わっているだろうか?決定の内容は、実行する人がわかる言葉で表現されており、実行する人にとっての常識に適うものである必要があります。

 意思決定がされたのに実行に移す段階で進まないと、焦る気持ちや急ぐ気もちがうまれそうです。そして、自分にしか分かっていない言葉で話してしまうかもしれない。

 おまけに、伝わったと思っても実際に伝わり行われたのかの確認もしないままかもしれません。

 実行段階に入ったのだから、ここからが、成果に結実する第二ステージです。