Vol.326 働く人と外部の人への働きかけの異同

福井県

本日は

#326 内部で働く人と外部の人は異なるようで同じでもある

というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。

 非営利組織は、企業よりも圧倒的に多くの関係者を相手にしなければならない。例えば寄付者との関係は企業には無縁のものである。寄付者が非営利組織に求めるものは、顧客や株主が企業に求めるものとは異なる。(中略)非営利組織では、諸々の関係が複雑であるだけに、人のマネジメントと関係者のマネジメントについての知識を総動員する必要がある。

P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」

 最近は非営利組織に限らずに、組織外部の人と組織との関係性が多様になってきました。クラウドファンディングが盛んになっているのがその一例です。

外部の人=顧客か取引先、という限定的な存在ではなくなってきています。ですが、「寄付者=内部で働く人」、というわけでもありません。

とは言え、両者が共通なのは、「生身の人である」という点です。欲望や関心、目的を持った人間である点で、内部で働く人も、顧客も、取引先も、寄付をしてくれる人も、一緒です。

大事なことは、同じであるが異なる点=それぞれの立場の人たちの関心や目的、に、どれだけ組織側が向き合い応えることが出来るか、という点です。

今日は自分達に関わる人達それぞれの、関心事はなにか、目的はどこにあるのか、を丁寧に向き合い始める日です。