Vol.246 ニーズに応えていると言える状態では不十分
本日は
#246 顧客の欲求を生み出しているか
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
美術館は自らを文化の守り手と規定してきた。そのため美術品をしまい込み人を入りにくくしていた。ようやく今日、美術館は美を求める人を惹きつけるべく働くようになった。自らを教育のための基幹と規定するようになった。
P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」
ニーズは、満たされていない状態で認識されます。
「こういう物が、あったらなぁ」
そこには、「今は、ソレが無い」という明確な現状認識と、「あったらいいな」という欲求があります。
この前の段階、「今はソレ無い」という認識すらされていない状態については、どうでしょう。
ソレが無いこと自体を認識していない、分からないので、そこに「あったらいいな」「欲しい」という欲求が生まれることはありません。
コンポストを始めて早3年目、自分はとても重宝に楽しく使っています。そもそもコンポストなるものを知らなった時は、「専用の土がそろそろ無くなるから買おう」と思ったことはありませんでしたし、「できあがった堆肥を幸せに使いたいな」と考えたこともありませんでした。植物は育てていたけれど肥料をやる、っていう認識も全くなく。。。
コンポストは、生活の中で「循環の仕組みを楽しみたい」という今までに無い欲求を生み出しています。
今日は、顧客の新たな欲求を生み出しているか?考えてみる日です