Vol.203 組織と人の理想の関係
本日は
#203 働く人から得られる参画は、その人自身の自己実現になっていることが理想
というテーマについて考えてみます。
こちらを参照しています。
単に頼まれた都度寄付をするというのではなく長期の資金源となってくれる人を開拓するということは、こういうことをいうのである。それは、非営利組織への支援を自らの自己実現の一つとしてくれる仲間をつくるということである。
P.F.ドラッカー 「非営利組織の経営」
非営利組織にとっての寄付は活動の資金・資源となりうるもの。頼めば寄付をしてくれる人はありがたい存在です。寄付が、その人にとっても「頼まれたから」行うものではなく、自身の人生や幸せ、成長にとって必要なものであると理想的。
営利組織にとっての働く人の参画も、同じような関係にあります。働く人は報酬という対価を得ますが、金銭的な報酬とは別の次元で、そこで働くことから自身の自己実現につながるものを得られていることが理想的です。
その人自身の自己実現の内容は様々ですが、金銭的な報酬とは分けて考えることで、その人自身の幸せの源泉が明らかになります。自己実現は「自分の成長が人の役に立っている状態」と言われていますが、成長の内容も人それぞれです。
組織の成果にコミットすることで、自分自身が成長できる関係、成長できる組織が、期待されています。