Vol.48 仕事上の人間関係
#48 伝えるべき事なのに黙ってしまってはいないか?
人なので失敗は必ずあります。自分も時々、ちょっと大きめのミスを犯すことがあります。その時は、周りの人が「間違ってたよ」とか「やっておいたよ」と後からフォローや訂正をしてくれるので、結果は事なきを得ていて、助けられています。
一方で、自分は口調が強く厳しい面があり、追及してしまうような面もあるのを知っているので、相手に嫌な思いをさせたくないと感じ、人のミスを発見しても黙ってしまうような事がありました。嫌われるのが怖かったので。
ですが、このような対応が、はたして、成果にとって、顧客にとって、良かったのだろうか。
胸を張って「大丈夫」とは言えない後ろめたさを感じます。
なので、今は、言います。伝えます。伝え方や状況はよく考えますが、「言わないで黙っておく」という選択肢は無いです。
共に働くという仕事上の人間関係では、仲が良くて雰囲気はいいけれど成果は生まれず業績は上がらない、という状態では、組織として事業継続は難しくなります。「何を言うか」「何を伝えなきゃならないか」の判断から逃げない姿勢と、「伝えるからには、相手への敬意や配慮を併せ持つ」2つのことを大事な軸としていこうと思います。
自らの仕事や他との関係において、貢献に焦点を合わせることによってよい人間関係がもてる。そうして人間関係が生産的となる。生産的であることが、よい人間関係の唯一の定義である。
P.F.ドラッカー 「経営者の条件」