#44 今の仕事で期待されていることを知る

#44 これまで成功してきたことと同じ貢献を続けていないか?

 地位が変れば役割も変わります。役割が変れば仕事の内容もかわり、仕事の仕方も変化します。直接の成果、価値への取り組み、人材の育成、といった3つの領域間の重要度にも変化が生まれているはずです。

 それにも拘わらず、これまでの成功に満足して、今まで通りの仕事の仕方や今までと変わらない関与を続けてしまうことがあります。余韻に浸ってしまうのか、「これで結果出てるから」と自信を持ってしまうのか。両方の理由が見つかります。

 新たな役割には新たな期待があります。その期待に応えるには、新たに手にする必要ある物もありそうです。努力の方向を変えることも出て来ます。それをせずに、今まで通りの仕事の仕方を続けていても、成果があがらず、自分自身のモチベーションも下がってしまいます。

 自分に期待されていることは何か?を今一度考え直すことが必要になります。ひょっとしたら気が進まないことかもしれないし、挑戦が必要な事かもしれない。「これは、本心で言えば自分では選ばずに済ませたいことなんだけれども、貢献に焦点を合わせるとは、こういうことなんだよね」、と、えいや、で選択すると、しばらくした後に、なんらかの佳き変化が生まれ始めています。

「これだろう」と、貢献の内容を決め打ちせずに、適宜、捉え直して設定し直すことは大切だと実感しています。

最もよくみられる人事の失敗は、新たに任命された者が新しい地位の要求に応えて自ら変化していくことができないことに起因している。それまで成功してきたことと同じ貢献を続けていたのでは失敗する運命にある。

P.F.ドラッカー 「経営者の条件」